東山魁夷展
東山魁夷展に行ってきた。一昨年の年末の上野でのダリ展以来の絵画鑑賞だが、国立近代美術館に行ったのは浪人時代なのでもうずいぶん昔のハナシだ。そういえばあの時、オレはひとりでシャガールを観に行ったのだ。
東山魁夷は、あの独特な薄青緑の色使いとタッチがまったくのオレ好みであってやはり10代後半からのお気に入りだったのだが、展覧会で実物を見るのは初めてである。やはり美しかった。超有名なのはこの写真にある「道」や白馬のいる風景のシリーズ。それはそれで好きなのだけど、「濤声」という唐招提寺の襖絵にはうーんと唸ってしまった。まるで海沿いの崖の上にある建物の横長の大きな窓から眼下に見える怒濤の波を眺めている感覚。臨場感。波の音が今にも聞こえてきそうなくらいである。持っている画集を見た限りではそんな印象はあまりなかったのだが、やっぱホンモノを目の前で観てその迫力を肌で感じるということはとても重要なことなのだ。
GW ということもあり1時間近く並んでの入場は疲れたけど、美しい絵画を自分の眼で鑑賞できて訴えかけてくる想いのようなものを感じることができたのは素晴らしいことであった。

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