沙門空海唐の国にて鬼と宴すー夢枕獏
いやあ、おもろかった。久しぶりに獏サンの作品を思う存分堪能しました。新書判4冊もの大作で、読み終わってみるとフウと息をつくほど。でもため息じゃあない。あーあ終わっちゃった...ふう...っていうような吐息だ。
蜜を手に入れるために唐に渡った空海と儒学を手に入れるために同じように唐に渡った橘逸勢の二人が、玄宗皇帝と楊貴妃の周囲で次々に起こる奇怪な出来事を紐解くように解決していく物語りであるが、この空海と橘逸勢はまさに陰陽師の、安倍晴明と源博雅のコンビに置き換えることは簡単だろう。単純すぎるかもしれないが...
毎回獏サンのあとがきも楽しみなんだけど、今回もあとがきの自画自賛は相変わらずいいね。「ついに書いちゃった」「誰も書いたことがないようなど傑作です」、だって。足掛け18年かけて書いた大傑作! ほんとに獏サンの本領発揮なんだけど、でも、今度は現代の怪奇小説を浴びるほど疲れるほど読みたいなあ。待ってます!

TrackBack
TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/144119/40919381
Listed below are links to weblogs that reference 沙門空海唐の国にて鬼と宴すー夢枕獏:
The comments to this entry are closed.



Comments