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March 23, 2008

天才数学者たちが挑んだ最大の難問ーアミール・D・アクゼル

久々に科学啓蒙書。Fermat's Last Theorem というのをご存知だろうか。
「Xⁿ+Yⁿ=Zⁿは、n が2より大きいとき自然数解を持たない」(フェルマーの最終定理)
n=2の場合は、3²+4²=5²となり X=3, Y=4, Z=5 は1つの解となるが、これは有名なピュタゴラスの定理である。ところが、n≧3 の場合、これを満たす X,Y,Z の自然数は存在しないとフェルマーは言っている。で、この定理、350年もの長い間誰にも証明できなかったのだが、1995年にアンドリュー・ワイルズという数学者が証明するまでのその長い長い道のりとドラマを秘めた壮大な物語りがこの本に書かれている。この定理の証明自体は難しくてまったく理解不能なんだけれど、そんなことは理解できなくてもこの物語は面白い。
この定理の証明に関わる重大な予想、谷山・志村予想(1955年)というのだが、それに関する部分をこの本の中では「日本人数学者の早すぎた夢」と題した項で多くのページを割いて説明していて、そんなことに日本人が関わっていたというのも非常に興味深い。
この定理の存在と式は学生の頃から知っていたが、日本人が関わっていたり、こんなに長い間証明されていなかったことはよく知らなかった。そういえば、オレらの頃は「四色問題」が証明されたと騒がれていたなあ。
もともとフェルマーがある数学書の余白に、「このことについての驚くべき証明を発見したが、それを記すには余白が小さすぎる」と書いていて(最終的な)証明自体はされていなかったり、そのメモが書かれた本もいまだに発見されていなかったりと、まさにミステリー小説のようであって、ま、とにかく、ワイルズという人も凄いがフェルマーも凄い。
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