November 26, 2005
November 23, 2005
風まかせ写真館ー椎名誠
大好きなシーナさんの登場。わたしはシーナさんが好きで今の場所に引っ越してきました。シーナさんが住んでいた東京のK市で、シーナさんち(あくまで昔のですが)へは歩いて15分くらいです。こないだ久しぶりにシーナさんち(あくまで昔のですが)へかみさんと行ったら、もう結構古くて随分手入れのされていない、ま、言うなればぼろぼろの家からオババが出てきたので2人で走って逃げました。昔は無人で、なんで解体しないんだろうって言っていたんだけど。誰だ?、あのオババは。あの家はシーナさんちではないのかい??
シーナさんの足跡を辿り、駅前のケーキ屋で毎週コーヒーをすすり、同じ駅前の本屋、公園、上水などなどあちこち徘徊するストーカーのような行為を繰り返すが、すでにここにはシーナさんの姿はなく、K市を見捨ててN区へ、はあ...(←ため息)。ってうだうだしてたら紙面(?)も尽きてこの本の感想書けず...
宇宙はわれわれの宇宙だけではなかったー佐藤勝彦
科学啓蒙書どす。宇宙の根源的な謎、宇宙はどうやって始まったか、宇宙の果てはどうなっているか、というようなことへの現代宇宙物理学の答えが書いてあります。で、それが結構わかりやすい。ま、私はクサッテも物理学を専攻した人間なんだけどさっ。それにしても深くは突っ込んでいないので、文系の人だって「そうなんだ!」と膝を打つよ、きっと。
佐藤勝彦さんは「インフレーション理論」という宇宙の始まりの理論を提唱した世界的に有名な宇宙物理学者で、当然私も昔から知ってました。でも物理専攻してながら誤解していたことがありました。あ−恥ずかしい。宇宙って、ビッグバンがあってインフレーションで急激膨張して現在に至るのかと思っていたけどそうじゃないのね。宇宙開びゃくがあって(無からの誕生)、インフレーションで急激膨張して宇宙全体の潜熱が解放されて火の玉宇宙ができあがり(この時が従来言われていた宇宙誕生)、いろんな物質ができて今の宇宙になった。「ビッグバン」というと単純に爆発のイメージがあって、宇宙開びゃくが「ビッグバン」そのものと思ってた。最近話題の「暗黒エネルギー」でいま宇宙は加速度的に膨張しているとか、この宇宙は無限にある宇宙のうちのひとつだとか、非常に興味深い内容がわかりやすく書かれています。根源的な疑問のモヤモヤがちょっと晴れたような気分になりました。それでも疑問はたくさんあるのだけど。なんでインフレーションで急激に膨張したのに温度が下がらずに火の玉になるの?という人は是非読んでみるとよろし。
November 20, 2005
北朝鮮とのケンカのしかたー豊田有恒
これはちょっとヤバいタイトルだったので載せたくないような気もしたのだけど、読んでしまったものは仕方ない。この本、内容はまあ置いておいて(びびってるわけではなくて)、なんで買ったかというと著者なのだ。豊田有恒さんといえば、ヤマトタケルシリーズやタイムスリップもの、邪馬台国なんかの歴史もののSF小説のイメージなんだよね。そういえば「エイトマン」の脚本(今のすっごいSF作家さんたちが書いてた)や宇宙戦艦ヤマトの原案とか、そんなイメージだったわけで。豊田さんが韓国語も自分で勉強したとか韓国に詳しいというのは、あとがきなんかで知っていたんだけど、こんな凄いタイトルの本出してるなんて知らなくって。なにしろ豊田さんといえば、遠い高校からの学生時代にむさぼり読んだ、筒井康隆、小松左京、平井和正、半村良、光瀬龍(敬称略)などなどの中の一角を占めるお気に入りのSF作家だったのだから。なので最近はあんまり読んでいなくて、ほんと久しぶりにこの方の本を読みました。内容は、えーっと、読んでみてよ。
November 19, 2005
儂は舞い降りた/儂は舞い上がったー宮嶋茂樹
まじでルポが続くけど、最近読んだ順なので仕方ないのだ。いつか読みたい読みたいと思っていた不肖・宮嶋ものの文庫を本屋で見つけたので、ばしっと買ってしまった。タイトルにも笑ったしね。(儂はまず文庫本しか買わない。単行本は高いし場所をとるので、どんなに読みたくてもじっくりと文庫本が出るのを待つ主義だ。ま、大体単行本出てから最低3年位か)この人、不肖・宮嶋で超有名だけど、ほんとテンポがよくてぐいぐい読み進めてしまうのであった。「おいおい、こんなこと書いてええんか。刺されるんちゃうか」というようなとこもあって、とても面白い。でも戦争なんです。うーん...と考えさせられる場面多々あり。一体ぜんたい、人間はこんな小さな惑星の上で何をしてんのか、と。しかしフリーのカメラマンってものすごく大変なのね。
墜落の夏−吉岡忍
ルポものが続くけど、これも結構凄い内容で、もう20年が経つわけで、今でも憶えている。まだリーマんになって2年位で、会社から帰ったらTVはその話題ばかりで、でもまだ機体が見つかってなくて、しばらくしたら自衛隊が山の中に炎を発見した映像。真っ暗な中でただチラチラと炎の赤い色がやけに鮮明に目に浮かぶ。でも、これ読んだらものすごい死闘だったわけね。それは被害者やその家族はもちろんだけど、それより日航の社員や警察や医者や、その他大勢の周りの人たちにとっても。それってニュースなどではあまり出てこないので、ま、知らなかったわけだけど、これ読むと凄かったんだってことがよくわかります...夢に出てきて一時眠れなくなったし。
合掌。
November 13, 2005
ベトナム戦記ー開高健
開高健というと自分はその昔釣りのエッセイが大好きで、高校の時にふと見つけた「フィッシュオン」を何度も何度も読み返した事があった。この人の語り口はなんとも絶妙で情景描写に使われる言葉が素晴らしいんだよね。小説はあまり読んだことはないのでたいしたことは言えないけど、とにかく旅行記のようなやつがいい。もともと釣りが好きだったので、「フィッシュオン」から「私の釣魚大全」「オーパ」などなどはみんなえがった。そんな中での「ベトナム戦記」である。この人がベトナムへ行って記事に書いたことは知っていたけど、読む機会がなく今まで来ていた。で、偶然本屋で文庫本を見つけたのであった。なんともすさまじさが伝わってくるし、釣り本でおなじみのカメラマンの秋元啓一という人が写真撮ってンだよね。ここからの付き合いのようで。でももうすでに亡くなって随分経つけど、開高さんが若い。それにしてもUSという国はとんでもない戦争に首を突っ込んでしまったのですね。でもまだホントの泥沼はこれから後で、もっともっとものすごくなってドロドロのぐちゃぐちゃになったのだね。まったく...



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